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2015.11.22 (Sun)

ミニアルバムとしての乃木坂46シングル全作レビュー

よく知られている通り、48Gのシングルは、4~5種のタイプに曲を分散して収録しています。
リリースごとに5~7曲くらいの曲が作られている計算ですので、1枚に集めればミニアルバムに匹敵します。
販売戦略上仕方ないとはいえ、作品としては全部が1枚に入っている盤があるといいなあ、と思いますね。
今回は乃木坂46のシングル作品をミニアルバムとしてとらえ、オリジナルの曲順を考えて、全作品をレビューしてみました。


1st 「ぐるぐるカーテン」
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1.ぐるぐるカーテン
2.会いたかったかもしれない
3.左胸の勇気
4.失いたくないから
5.乃木坂の詩


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思春期に感じた「ポップの魔法」を思い出させてくれた超名盤。
メロディーの陶酔感、声の透明感、アレンジの高揚感…
私がポップミュージックに求めるものがすべて入っている奇跡の5曲。
「失いたくないから」はバラードが好きな方は絶対に聴くべき超絶名曲です。
「乃木坂の詩」も単なる内輪向けソングではない、普遍的な広がりをもった応援歌。
全体的にソロパートが少なく、初々しいハーモニーとユニゾンが心地よく響く、合唱隊としての乃木坂が存分に味わえます。

2nd 「おいでシャンプー」
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1.おいでシャンプー
2.心の薬
3.狼に口笛を
4.ハウス!
5.偶然を言い訳にして
BT.水玉模様


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80s、90sの古きよきアイドルポップスをrespectし、新たな王道を創り出そうという勢いをすごく感じます。
「偶然を言い訳にして」は4th以降乃木坂の一つの定番となるエレクトロ・ダンス・チューンの先駆け。
生駒のソロはなんとなくBonus Trackに。

3rd 「走れ!Bicycle」
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1.走れ!Bicycle
2.涙がまだ悲しみだった頃
3.海流の島よ
4.せっかちなかたつむり
5.音が出ないギター
6.人はなぜ走るのか?


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少しづつ遊び心の勝った曲も織り交ぜるようになりつつ、基本的には王道アイドルポップ路線が守られています。
「海流の島よ」は秘密兵器的存在だった齋藤飛鳥の初センター曲。
歌唱メンバーの多くが既に乃木坂を去りましたが、埋もれさせるには惜しい良曲。
1st-3rdに収録された「左胸の勇気」「心の薬」「人はなぜ走るのか?」は勝手に「勇気三部作」と名付けています。
またこういう曲やらないかなー。

4th 「制服のマネキン」
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1.制服のマネキン
2.指望遠鏡
3.春のメロディー.
4.やさしさなら間に合ってる
5.ここじゃないどこか
6渋谷ブルース


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最初に表題曲を聴いた時は「は?」と思いましたが、すぐにその中毒性にとりこになりました。
華麗なお嬢様軍団のイメージを確立したところで、モラルを叩き壊すような歌詞のエレクトロ・ダンス・チューンを表題曲にもってくる秋元康の変態的才覚にあらためて脱帽させられました。
このころこのハンドサイン、バカみたいにやってたなー
とはいえ、全体的にはちょっと「狙いすぎ」な曲が多くなってきたのは否めない内容。

5th 「君の名は希望」
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1.君の名は希望
2.ロマンティックいか焼き
3.13日の金曜日
4.でこぴん
5.シャキイズム
6.サイコキネシスの可能性


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表題曲は第1期乃木坂46の集大成と言うべき永遠の名曲。
「見上げる恋」こそが最高の恋。
これこそ世界中で乃木坂46にしか作れない音楽。
一人一人声の魅力と、合唱の美しさのバランスも見事に調和している、紛れもなく最高傑作です。
その他の収録曲も王道路線に回帰し、明るくてかわいい曲が多い名盤ですが、表題曲だけがちょっと浮いててボーナストラック的な印象になっています。

6th 「ガールズルール」
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1.ガールズルール
2.世界で一番 孤独なLover
3.他の星から
4.人間という楽器
5.扇風機
6.コウモリよ


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デビュー以来初のセンター交代劇を経た転機の6th。
前々作、前作でアイドル史の絶頂を極めたかに見えた「生生星」体制をあっさり解体し、かなり「別物」になってしまった印象。
なぜそれを乃木坂でやらなければいけないのか、意図が分らない路線の曲が多い印象。

7th 「バレッタ」
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1.バレッタ
2.月の大きさ
3.やさしさとは
4.そんなバカな・・・
5.初恋の人を今でも
6.私のために 誰かのために


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表題曲では二期生の堀未央奈をセンター起用し、「センター輪番制」路線が確立。
まあそれなりに様になっているムーディーな歌謡曲ですが…。
全体的に引き出しが多くなりすぎて、いったい本来の乃木坂らしさが何だったのかを見失っている印象。
星野みなみの選抜落ちにより、星野センターのアンダー曲「初恋の人を今でも」が誕生しますが、とても彼女の天真爛漫な個性を生かしているとは言えない曲。
その中で「私のために 誰かのために」は「君の名は希望」「羽根の記憶」と合わせて「希望三部作」とも呼ぶべき隠れた名曲ですが、惜しむらくは5人のユニットではなくてもっと大勢で歌ってほしかったなぁ。

8th 「気づいたら片想い」
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1.気づいたら片想い
2.ロマンスのスタート
3.生まれたままで
4.吐息のメソッド
5.孤独兄弟
6.ダンケシェーン


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「銀河系軍団」とも言うべき一期生の中で当初はone of themでしかなかった西野七瀬をついにセンター起用。
いつのまにか心をからめとるような西野の魔性を軸に据え、新しい「乃木坂らしさ」が見えてきた良盤。
表題曲以外は全体的にかなり王道に回帰。
さわやかな明るさのなかに切なさとノスタルジアを含んだ「生まれたままで」はアンダー曲屈指の名曲。

9th 「夏のFree&Easy」
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1.夏のFree&Easy
2.何もできずにそばにいる
3.その先の出口
4.無口なライオン
5.ここにいる理由
6.僕が行かなきゃ誰が行くんだ?


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本作から留学生:松井玲奈が参加。
「ガールズルール」の焼き直しのような表題曲をはじめ、よく言えば王道、悪く言えば量産型アイドルポップが並んだ凡作。

10th 「何度目の青空か?」
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1.何度目の青空か?
2.遠回りの愛情
3.Tender days
4.私、起きる。
5.転がった鐘を鳴らせ!
6.あの日 僕は咄嗟に嘘をついた


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「お鉢が回ってくる」ような形で生田絵梨花がついにセンターを務めました。
表題曲をはじめ、余計なものをそぎ落としたあとに残るすっきりしたピュアネスを感じる良曲がそろった印象。
「遠回りの愛情」は澄んだ空気を感じさせる貴重な?冬バラード。
カントリー調の「Tender days」も、やさしい雰囲気の中に切なさを感じさせます。

11th 「命は美しい」
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1.命は美しい
2.あらかじめ語られるロマンス
3.立ち直り中
4.ボーダー
5.君は僕と会わない方がよかったのかな
6.ごめんね ずっと…


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よく言えば切ない、悪く言えば辛気臭い曲を並べすぎた印象。
アイドルらしいかわいさや明るさをまったく感じない。
このままムーディな大人なグループに脱皮してしまうのか?と思わされます。

12th 「太陽ノック」
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1.太陽ノック
2.もう少しの夢
3.魚たちのLOVE SONG
4.無表情
5.別れ際、もっと好きになる
6.制服を脱いでサヨナラを…
7.羽根の記憶


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唐突に生駒にセンターポジションがもどってきたが、表題曲はまたもや「ガールズルール」「夏のFree&Easy」を焼き直したようなサマーソング。
齋藤飛鳥、星野みなみのデュオ曲「制服を脱いでサヨナラを…」は見事に二人のかわいさを生かしているさわやかなアイドルポップ。
そして「羽根の記憶」。
乃木坂らしい、でも「君の名は希望」の頃とは明らかに違う、少し大人になった新しいスタンダードナンバーになるべき名曲。

13th 「今、話したい誰かがいる」
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1.今、話したい誰かがいる
2.ポピパッパパー
3.嫉妬の権利
4.大人への近道
5.隙間
6.悲しみの忘れ方


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出色は「ポピパッパパー」。
スキャットマン・ジョンを大胆にパロって、「制服のマネキン」以来のエレクトロポップ・シリーズの到達点というべきすさまじい中毒性を発揮しています。
「悲しみの忘れ方」も卒業ソングにぴったりの、乃木坂らしいピュアネスが光る名曲ですね。
ただ全体的には切ない路線に偏りすぎていて、キラキラしたアイドルらしい明るさはもう戻ってこないのかな、と少しさみしく思います。
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