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2014.11.05 (Wed)

【156位】D.W.ニコルズ【アーティストMy Best 200】

156 D.W.ニコルズ
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ここがすごい!
子供も若者も老人も、きっとみんなで楽しみ、共感し、口ずさむことができるような、本来的な意味でのポップミュージック。
美しいメロディーにわかりやすい歌詞、やさしい歌、日本らしい風景と季節感。
丁寧に心をこめて奏でられた、一音一音に「歌心」を感じる演奏。
そしてなんといってもメンバーが本当に楽しそうに音楽をやっているな、というのが音を通じて伝わってきます。
バンドマンというより、うたのおにいさん、おねえさん、という感じ。
移りゆく四季とともに、色づく自然を感じながらリラックスして聴きたい音楽です。

この5曲!
「春うらら」(Al「春うらら」)
冬の寒さにも飽きて、待ちかねた春が訪れ、ワクワクしてなにかを始めたくなる。
あの季節の爽快な衝動を見事に表現した名曲。
削ぎ落とした少ない言葉で、季節の情景や温度までをもリアルに感じさせます。
そのなかにさりげなく込められた切ない失恋物語。
「あの子の髪の毛を 揺らした風が
メロディーにのせて 僕にささやく
「あの子は元気にしているよ 君の歌も聴いているよ」」
ロマンティックじゃないですか、恥ずかしいくらい。
でも歌なんだから、これぐらいロマンティックでいいんじゃないかと思います。

「初恋はラジオの中に」(Sg「一秒でもはやく」)
わたなべの故郷・葉山と、リリース時に開局25周年を迎えた地元のラジオ局FM横浜をテーマにした曲。
故郷を巣立つ切なさと、さまざまな街での苦闘、そしてまた故郷に戻ってきたときの安心感、さまざまな景色と心情が、スライドショーのように浮かんでいきます。
人は生まれ育った場所からいろいろな影響を受けますが、青春期にどのラジオ局の電波が入る場所に住んでいたかってのも、かなり影響が大きいんじゃないか、ということを改めて思いました。
今の人の場合はどうなんだろう?

「春風」(Al「春風」)
切ないけれど、さわやかな爽快感を伴う卒業ソング。
Aメロで歌われているちょっと恥ずかしくて微笑ましい情景がすごくリアルで、あのガヤガヤした学校の空気感やなつかしい表情までもがよみがえります。
しんみりしがちなテーマでありながら、切なさをむりやり花びらにしてパーッ撒き散らしたような、明るいサビが非常に印象的。
最後は言葉も放棄して「ラララララー」の大合唱。
なんかいろんな方向に偏ってしまった心を、「スタート地点」に戻してくれる名曲です。

「ありがとう」(Al「SUNRISE」)
父母への感謝を歌った名曲。
ひねくれた曲も多いニコルズですが、素直な曲は本当に素直。
そしてシンプルでまったく無駄がないんですね。
余計な言葉、余計な音が一つもない。
すべての音、言葉に"歌心"がこもっています。
特にサビの祈るようなファルセットが強く胸を打ちます。
「叫んでも届かなくなってしまう前に」
そうですよね、本当に。

「フランスパンのうた」(Al「スマイル」)
童謡のようにわかりやすくて楽しくてなじみやすい、ニコルズの新境地とも言うべき名曲。
肩の力が抜けたふわっとしたフォームから回転のいいストレートがズバッときた感じ。
言葉遊びや小難しい音楽に疲れてしまったときは、こういう曲が、歌の楽しさをあらためて思い出させてくれます。

このアーティストが好きならCheck!!
小沢健二、FOUR TRIPS、GOMES THE HITMAN

DATA
05年、わたなべと千葉らで3人体制のD.W.ニコルズを結成する。
07年より鈴木、岡田を含んだ4人体制となる。

□生年月日/出身地/血液型
わたなべだいすけ Vo/80.5.8/神奈川県/AB型
千葉真奈美 B/84.11.21/東京都/A型
鈴木健太 G/79.4.5/栃木県/B型
岡田梨沙 Dr/80.6.11/北海道/A型

□お気に入りの機材
わたなべ:MATON EBG808 Artist
千葉:Fender USA、ムスタングベース(1969年製)
鈴木:Fender Telecaster (1967/1970)、Gibson ES-335、Martin D-28、Martin C1K Uke、Greco VB360(1975)
岡田:Ludwig 60's SUPER CLASSIC Sparkling Pink Champagne、Ludwig 60's LM400、Zildjan

□グループ名の由来
ナチュラリストのC.W.ニコルから拝借した。
D.W.はわたなべのイニシャル。




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23:40  |  アーティストMy Best 200  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

*Comment

あまりコメントしていなかったですが、このシリーズ楽しみに読ませてもらってます!
ニコルズの登場、待ってました。

やっぱり、「春風」は良いですよね。
この曲聴くと、卒業式の日、みんなが帰って誰もいなくなった教室の空気を感じます。
春のあたたかさと卒業の寂しさが入り混じった、なんともいえないセンチメンタルな感情。
楽曲がシンプルであるからこそ、伝わってくるものが大きいのが、このバンドの魅力だと思います。
良い表現ですね。
>なんかいろんな方向に偏ってしまった心を、「スタート地点」に戻してくれる名曲です。

「初恋はラジオの中に」は、レアな選曲ですね。
ラジオをテーマにして楽曲を作るのが良いなあと思います。
この曲、磯貝サイモンが演奏で参加しているのですが、ニコルズと磯貝サイモンが共演したライブを見に行ったことがあって、その時にこの曲をコラボで聴けたのが個人的に良い思い出です。

あと、最近では、「フランスパンのうた」のインパクトですよね。
でも、どんな人が聴いても楽しめるポップミュージックを作るセンスは素晴らしいなと改めて思いました。
なっくる |  2014.11.06(木) 02:04 |  URL |  【コメント編集】

なっくるさん

うれしいコメントありがとうございます!
すごく励みになります。

ニコルズのように、誰もがたのしめるポップミュージックをつくるアーティストはすごく貴重になってしまっているので、大切に応援したいですね。

磯貝サイモンと親交があるというのは知りませんでした!
リスト係 |  2014.11.07(金) 01:34 |  URL |  【コメント編集】

リスト係様 こんばんは

D.W.ニコルズ は初期の頃はよく聴いていたのですが
最近ご無沙汰でした。

カントリー色が強いグループだと思っていたのですが、
チャンプルーぽい要素もあり
細野晴臣もはいってきているみたいですね。

渋い音楽性をかみ砕くセンスが凄いと思います。
GAOHEWGII |  2014.11.07(金) 02:48 |  URL |  【コメント編集】

GAOHEWGIIさん

いつもコメント本当にありがとうございます!
本当に勉強になります。

渋いんだけど、わかりやすい、子供のころ好きだった歌のお兄さん、お姉さん、という感じですね。
リスト係 |  2014.11.12(水) 23:49 |  URL |  【コメント編集】

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