2017年09月 / 08月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10月

2014.08.25 (Mon)

【173位】RYTHEM【アーティストMy Best 200】

173 RYTHEM
RYTHEM.jpg

ここがすごい!
ピュアな透明感にあふれながら、女性らしい色気と哀愁を帯びたハーモニー。
突き抜けるようにクリアで艶のある新津の声と、震えるようにソウルフルで切ない加藤の声。
ソロパートでも魅力的なのですが、やはりこの2人のハーモニーは唯一無二ですね。
羽毛で鼓膜かをくすぐるようなファルセットの優しい心地よさには気が遠くなります。

曲は、石鹸の匂いがしそうなくらい潔癖で生真面目で、緻密に隙なく作りこまれた優等生なポップス。
心の洗濯をしたいときにはもってこいの音楽です。

この6曲!
「てんきゅっ」(Sg「てんきゅっ(ニューサマー便)/小麦色のラブソング」)
「てんきゅっ」=「Thank you」。
ブロードウェイミュージカル風の楽しい曲。
バラードの評価も高く、実際にそちらのほうがRYTHEMの真骨頂だと思うのですが、私はこの曲のような軽快なポップソングが好きなんですよね。
「トゥートゥートゥトゥートゥーラーラーラー」「シャバダバッパッパ」「イッチニッ」「フワーワー」といったスキャットがたまらなく気持ちよくて楽しいです。

「女友達」(Sg「ブルースカイ・ブルー」)
作詞・プロデュースは作家のなかにし礼。
少女から少女に向けたはなむけソング。
卒業式の高揚感ではなく、見送るバス停の静かな別れが、いっそう切なさを誘います。
「手紙を頂戴メールでもいいけど」
なかにし氏だけではなく、おそらくRYTHEMの音楽に触れた多くの人たちが抱いた「古きよき日本の少女」像が、見事に結晶した曲ですね。

「三日月ラプソディー」(Sg「三日月ラプソディー」)
曲そのものが一つのテーマーパーク。
「教えて!」「何が知りたい?」
という歌いだしで一気におとぎ話の世界に引き込まれ、あとはこの楽しくてわくわくする不思議ワールドをひたすらさまようだけ。
ビートが一気に加速するBメロはまるで2人に手を引かれて走っているようなドキドキ感です。
そしてラストサビの大合唱。
ベダだけどこういうのやっぱ好きですね。
一人じゃない、って気になって勇気と元気が出ます。
ホーンにストリングス、ハープ、ありとあらゆる音をちりばめたにぎやかだけどまとまりのあるサウンドも見事です。

「ホウキ雲」(Sg「ホウキ雲」)
決定的な名曲。
やっぱRYTHEMといえば「ホウキ雲」でしょー!
この曲はメロディーが完璧ですね。
特に落ち着きとわくわくが共存するAメロが大好きです。
「パンパンパンパパーン」というイントロ、アウトロのギターソロも最高。
ストリングスもタンバリンも、ものすごく効果的で心地よく、楽しいです。
住み慣れた街をてくてくと散歩しながら口ずさむもよし、スライドショーのように思い出をいろいろ回想しながら聴くもよし。
すごく軽やかに感情を昂ぶらせてくれる、本来的なポップソング。
そして、「不特定多数ではなく一人一人のために歌いたい」というRYTHEMの一貫した姿勢が、一番自然な形で歌詞に込められた曲ではないでしょうか。
聴いた人の"心"に残り続けるであろう名曲です。

「20粒のココロ」(Sg「20粒のココロ」)
新津のソロ曲。
プールに浸かっているかのように心地よいバラード。
新津の確かな歌唱力と透明感のある声の魅力を存分に味わえる曲です。
新津が加藤に向けた曲で、RYTHEMが解散した今聴くといっそう切なさが心に染みます。
「もしも歌声を失っても忘れないでいようね」
女性デュオの絆は、本当に不思議で神秘的ですね。

「てんきゅっ」「20粒のココロ」「三日月ラプソディー」「ホウキ雲」のシングルヴァージョンの編曲はすべてCHOKKAKU。
やはり見事な職人技で、RYTHEMという原石をキラキラしたポップスに仕上げています。

「WINNER」(Sg「WINNER」)
NHK「みんなのうた」のために、運動会をテーマに書き下ろした曲。
運動が苦手で体育でいろいろ恥をかいた身としては、どーしても涙があふれ出てしまう曲。
運動が苦手だけどがんばりやの少年と、それを見守り、応援する少女。
一つのレースを1番は少年の視点から、2番は少女の視点から描いているのですが、対比や韻が見事ですね。
「がんばって!」
という声をかけられた方と、かけた方。
お互いに勇気や元気をもらっているというのがすごく伝わってきます。

リリースは07年。
前年の06年から経済的な貧富で人を色分けする「勝ち組」「負け組」という言葉が流行語となり、またそれに対するさまざまなアンチテーゼが提示されていた時期でもありました。
「勝ち負けよりもっと大事なことがあると教えてくれた」
この曲もそんな時代の空気に対する、RYTHEM流の回答なんだろうと思っています。

この頃から本格的に大人っぽい路線にシフトしていったRYTHEMですが、こういう曲こそRYTHEMにしかできないと思うし、もっともっとこういう曲をたくさん聴きたかったですね。
「RYTHEMのアナザーサイド」と位置づけられ、オリジナルアルバム未収録のため、シングルにしては「隠れた名曲」となってしまっているのは惜しい。
ぜひぜひ心のガードを下げて、子供のような素直な気持ちで聴いてみてほしいです。

このアーティストが好きならCheck!!
花*花、やなわらばー、YAK.、COSMiC HOME、Chiho × Chiharu

DATA
川崎市の高校で新津と加藤他3人でRYTHEMというコピーバンドを組むが、バンドは解散。
その後は新津は加藤に「歌手になりたい」という夢を告げ、互いに「親友を超えた存在」という2人であらためてRYTHEMを結成し、ソニー・ミュージックエンタテインメントのオーディションで「一人旅シャラルラン」を歌い、合格。
03年、デビュー。
11年2月27日、Zepp TOKYOのワンマンライブをもって解散。
約8年間の活動で18枚のシングル、4枚のオリジナルアルバムを残した。
解散後新津はNeat's、加藤はyucatという名義でソロ活動をしている。

□生年月日/出身地/血液型
新津由衣 Vo、Key/85.8.17/神奈川県川崎市/A型
加藤有加利 Vo、G/85.4.3/神奈川県川崎市/AB型

□好きなアーティスト/曲
新津:宇多田ヒカル
加藤:宇多田ヒカル、中島美嘉

□お気に入りの機材
新津:ヤマハのS90 ES、ノードエレクトロ
加藤:ヤマハのLS26

□グループ名の由来
フランス語のRYTHMEのスペルを間違えたことに由来。




「いい曲探し」の投票企画をやっています。
J-POPが好きな方はぜひご参加ください↓。
welovejpop_20101110211530.jpg
にほんブログ村 音楽ブログ J-POPへ
にほんブログ村

ブログパーツ
関連記事
スポンサーサイト
23:51  |  アーティストMy Best 200  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

*Comment

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

*Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://jdnack5.blog51.fc2.com/tb.php/772-3930f8b3

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP |