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2014.03.25 (Tue)

【193位】ケダマ【アーティストMy Best 200】

193 ケダマ
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ここがすごい!
風のような、清流のような、どこまでも澄み切っていて、それでいて包み込むようなやわらかさがある森川アキコの歌声。
ポップミュージックの女性ヴォーカルとしてはこれ以上ないくらい理想的な歌声ではないでしょうか。
03年のCYCLES解散後、ソロ活動と平行して、森川にその声を思う存分に生かせるまったく新しいフィールドを提供したのがケダマでした。
モラトリアム世代の切ない想いをシンプルなバンドサウンドに乗せていたCYCLESとは異なり、地方テレビ局のキャンペーンユニットであったケダマは、とにかく子供からお年寄りまで、地域の幅広い世代に愛される音楽を作ることが使命でした。
そのため、ケダマの歌は童謡のように親しみやすくわかりやすく、口ずさみやすい。
それに森川のヴォーカルが乗ることで、聴くものに陶酔するような快感を与えてくれます。
聴くだけでもよし、歌ってもよし、踊ってもよし。
そしてちょっぴり元気をくれる。
これこそ、まさに本来的なポップミュージックだな、と思わせてくれます。

ソロでも様々なユニットでも歌い続けることについて森川は、「声帯は筋肉だから、いずれ衰える。その前に機会がある限り歌っておきたい」と語っていました。
ケダマは、たくさんの名曲とともに、埋もれてしまったかもしれない森川の声を岡山県・香川県下を中心により多くの人に届けた、小さな奇跡のようなグループです。

この4曲!
「空はくるくる」(Sg「OH!体操」他)
ヴォーカルは杉村美奈。
ベストアルバム「うたOH!」に、森川アキコの歌による新録音版が収録されています。
メロディーはA面の「OH!体操」にそっくりです。
OHKの天気予報で流されていたそうで、天気のように移り変わる人の気分を描いています。
どんな天気でも、どんな状況でも、すこしだけ楽しい気分にさせてくれる曲。
脱力ピュアなかわいい杉村のヴォーカルも森川に負けず劣らず素晴らしいです。

「はじまりの坂道」(Sg「はじまりの坂道」)
力の抜けたやわらかな強さを感じる曲。
応援歌、という解釈もできますが、手の届かない人へ想いを断ち切れずに坂道を駆け上がり続ける、切ないラブソングという解釈のほうが好きですね。
「今度こそ君を乗せて坂を下る」という、最後のフレーズに、忘れかけていた、あきらめきれない執念をちょっぴり思い出します。

「君にメリークリスマス」(Sg「君にメリークリスマス」)
「シャンシャン」という鈴、「キンコンカン」という鐘や荘厳なオルガンが雰囲気を出している王道クリスマスソング。
クリスマスの魔法を自分にかけ、恋のひと勝負をかける男のキザで高揚した気持ちがすごく微笑ましく表現されています。
冒頭にちょっとぎこちないメンバーのパーティーっぽい音声が入っています。

「ぼくらのうた」(Al「うたOH!」)
ケダマ自身ののテーマソングのような曲。
作詞のクレジットは「ケダマ」となっています。
老若男女を問わず、聴いて、歌って、踊って、ちょぴり元気になってほしい。
そんなケダマの「大きな愛」が、すごく素直にシンプルな形で表現されています。
「ひとりぼっちのあなたもこちらへどうぞ」
という部分には、いつもひとりぼっちの身としてはウルっときてしまいます。
「つばがらなくても あせることはないでしょう
ぼくらのうた何度でも はじめから歌いましょう」
森川とツキダは過去にバンドデビューと解散を経験しています。
「どうしたら自分の音楽は多くの人に届くのか」という気持ちは少なからず抱いたのではないでしょうか。
地域に密着したケダマの活動を通して、自分たちの音楽が、確実にだれかのしあわせや夢やチカラにつながる、そういう実感を得ることができた、その想いがこの曲に結晶されたのかもしれません。

このアーティストが好きならCheck!!
東京Qチャンネル、BAJI-R、Kioro

DATA
OHK岡山放送のイメージキャラクター「OH!くん」に関する音楽を製作するユニット。
03年、「OH!体操」の製作をきっかけに結成された。
当初のヴォーカルは元ママスタジヲの杉村美奈だった。
04年にヴォーカルは元CYCLESの森川アキコに交代。
以降、OH!くんとともに地域に密着したOHKの番組キャンペーン活動・企業・商品コラボレーション活動に伴うリリース・Liveを行う。
オリジナル曲以外にも、童謡やクリスマスソングのカヴァーも多数演奏している。
ツキダタダシはSKE48の「1!2!3!4! ヨロシク!」、AKB48の「アンチ」をはじめ、作曲家としても活躍。

□生年月日/出身地
森川アキコ/74.5.18/京都府
石田康成/広島県(生まれは岡山県)
後藤耕太/北海道
ツキダタダシ/大阪府

□グループ名の由来
「毛づくろいをしたネコが体内から吐き出す毛玉」=「自分たちの中に自然と生まれた音を外に出そう」という思いから。




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*Comment

■はじめまして。

はじめまして。リスト係様。
初めて拝見しましたが、あまり紹介されないミュージシャンもチョイスされており、面白いランキング・ブログですね。

森川アキコ経由で集めた感じですが、
ケダマは僕も好きです。
ソロ作よりも爽やか成分が多く、シンバルズに近いところが好き。


「空はくるくる」は森川アキコ・ヴァージョンだと、
カントリー風に仕上がっていますよね。

タマコウォルズとまだ組んでいるのか、詳しい近況は知りませんが
そろそろ新作を出して欲しいところ。
GAOHEWGII |  2014.06.29(日) 17:23 |  URL |  【コメント編集】

GAOHEWGIIさん

はじめまして、コメントありがとうございます!
メジャーシーンで結構活躍していたのに、ネット上にあまり情報が残っていないアーティストって多いですよね。
そういうアーティストたちも含めて扱っていければと思っています。

森川アキコ、いつ聞いても惚れ惚れする声ですよね。
記事上にも書きましたが、マイペースながらも「歌える場」「聴かせる場」を貪欲に求める姿勢は尊敬しますね。
サイクルズはもう少し上位に登場しますので、その際もぜひぜひご高覧ください!

ところで、ブログを拝見しました。
とても勉強になります。
今後少しずつ読ませていただこうと思います!
リスト係 |  2014.06.29(日) 20:47 |  URL |  【コメント編集】

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