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2012.03.01 (Thu)

ぐるぐるカーテン/乃木坂46 他3曲

私は今、猛烈に感動しています。

この年まで音楽ファン、アイドルファンを続けてきたのは、こいつらに出会うためだったのかもしれない…と。

2011年の8月に結成されたAKB48の「公式ライバル」乃木坂46。
さる2012年2月22日にシングル「ぐるぐるカーテン」でついにCDデビューしました。

ぐるぐるカーテンA(DVD付)ぐるぐるカーテンA(DVD付)
(2012/02/22)
乃木坂46

商品詳細を見る


総合プロデュース・全作詞はもちろん、秋元康(秋P)。

SMEのYoutube公式チャンネルには、収録曲6曲中4曲のPVが発売と同時に完全版で公開されています。
まずはこの英断に感謝したいと思います。
ぜひ、期間限定といわず公開を続け、AKBの公式PVのように8桁再生を目指してほしいです。

さて、この収録曲が…本当に素晴らしい。
この時点で全曲がアイドルの歴史に残るべき名曲たちだと思います。
すごい。
今回はその中から3曲をご紹介したいとおもいますが、AKBはいまいち良さがわからない…という方も、ぜひ、心のガードを下げて、フラットな気持ちで聴いてみてほしいです。

ぐるぐるカーテン


作曲は黒須克彦、編曲は湯浅篤。
風のように爽やかで明るいメロディーとコーラスが気持ちいい王道のアイドルポップス。
「少女歌劇団」といったイメージ。
私は真っ先にチェキッ娘を思い出しました。
こういうのをずーと待ってたんですよ。

AKBにもこういう曲はあります。
その代表が「桜の花びらたち」。
おそらく秋PはAKBでも最初は、こういう少女歌劇団をやりたかったんじゃないかな、と思っています。
映画の「櫻の園」のような。
しかし、模索するうちにそれは、不器用でストイックな体育会系のAKBには合わないと判断し、路線を転換した。
そのリベンジを今、乃木坂でやろうとしている。
洗練されたお嬢様集団の乃木坂を見たときに、こいつらなら、と思ったんじゃないでしょうか。

正統派アイドルポップスをやる。
激しいダンスで「魅せる」より歌で「聴かせる」。
では、そのために一番大事なことは何か。
そう、メロディーですよ。
もういつも書いているように48グループの曲はメロディーが本当に素晴らしい。
特に今回の乃木坂のデビューシングルに採用されているのは、老若男女誰にでも愛されるような本当に明るくて美しいメロディーだと思います。

さて、この歌詞。
女の子同士カーテンに包まって何やら話している…という教室の何気ない日常を描写しています。
すごくさわやかで微笑ましい、アイドルらしい歌詞で曲にぴったりあっていますが、そこは秋PがデビューシングルのA面にしているわけですから、それだけの意味ではないんですね。
なにかダブルミーニングがある。

この「カーテン」は、おそらく少女の「神秘性」の象徴なんだと思います。
「男の子たち」からは、陽光に透けたシルエットが見えるだけで、中でどうなっちゃているのかはわからない。
だからこそ憧れてしまう。
ある程度、ミステリアスな見えない部分があるから、「夢」が広がる。
この「神秘性」は本来アイドル(=偶像)には絶対必要なものだったはず。
ところが、今のAKBにはこれがない。
舞台裏もすべてカメラに収めてドキュメンタリーと名づけて公開してしまう。
その日一日どこで何をして、何を食べたとか、メンバー自身がいろんなツールを使って争うようにしてファンに報告してくる。
すべてが「リアル」で「ガチ」で、隠せるところがない。
この曲の歌詞は、それは乃木坂ではやらないよ、ある程度隠していくよ、という秋Pのメッセージではないかな、と思います。

乃木坂の詩


作曲・編曲は井手コウジ。
PV監督は乃木坂の振付師である南流石。
Type-Aにのみ収録されています。

これはタイトルの通り、秋Pが乃木坂の門出を祝してメンバーに送ったメッセージ。
しかし、普遍的なラブソングやメッセージソングに見せかけて、メンバーにメッセージを送ることもあれば、メンバーに送ったように見せかけて、普遍的なメッセージになっている、というのが秋Pの歌詞。
戻れない坂道を走り出したメンバーにももちろん重なるし、30代をフリーターとしてスタートした今の自分にも重なります。
カップリングではありますが、間違いなく乃木坂の代表曲になる名曲だと思います。

寄り添うような、背中を押すような、優しくて前向きなメロディーと明るくて力強いアレンジが、秋Pの突き放すような厳しいメッセージといいバランスになっていますね。
井手コウジといえば私の青春のカリスマ。
クレジットを見たときは本当に驚きましたよ。
FOUR TRIPSの成瀬英樹(「BINGO!」「ひこうき雲」他)にしても、スイートショップの近藤薫(「Bye Bye Bye」他)にしても、そうですが、自分がこの人のメロディーはすごい!と思っていた人のメロディーを秋Pが採用してくれて、バンド時代以上にいろいろな人に聴いてもらえるというのは、自分の「耳」が間違ってなかった、と認められたようで、本当にうれしいですね。

失いたくないから


作曲はONE☆DRAFTのLANCEこと蛯原ランス、編曲は塩川満己。
Type-Cにのみ収録されています。

青春映画のように美しくて切ないです。
いやこの曲のメロディーもやばいくらい素晴らしいですね。
ONE☆DRAFTもメロディーが素晴らしいなー、と思ってたんですよ。
2年前に書いてます。↓

ワンダフルデイズ/ONE☆DRAFT

さて…この歌詞。

水道の蛇口 顔を近づけ 冷たい水 喉に流し込む


コンバースの紐 直す振りして 君のことだけ ずっと見ていたよ
※「コンバース」は野球用品のメーカー


どうしたって帝京高校野球部出身のONE☆DRAFTのイメージに重なります。
これはさすがに偶然じゃないでしょう。

よく知られているように、48グループの曲は秋Pが作曲者の名前を伏せたデモテープを大量に聴いて採用するメロディーを決め、そのメロディーからイメージを膨らませて作詞をしています。
推測ですが、秋Pがこのメロディーの採用を決めた後にONE☆DRAFTのプロフィールを知り、彼らのイメージからこの詞を書いたのではないでしょうか。

ポップが好きで、いいメロディーが好きな人には、48グループの曲を聴いてほしい。
最初は拒否反応があっても、偏見がなくなればきっと好きになってくれるはず。
自分がそうだったから。
そう思って推し続けてきましたが、乃木坂のデビューシングルを聴いて、その思いを改めて強くしました。
特に90年代のJ-Popとともに青春を過ごした30代には、乃木坂はいい入り口になると思います。
メロディーに陶酔し、詞に共感し、みんなで歌って音楽に熱狂したあのころの気持ちを、きっと取り戻せると思います。

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※この曲↑を気にいった!という方には、こちら↓もお勧めです。
抱きしめて/チェキッ娘
未来への贈り物/堀江由衣・倉田雅世・浅川悠・高木礼子・野田順子・雪野五月・小林由美子


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*Comment

■これは…!!

リスト係さん、ご無沙汰しています。

この前、「ロンドンハーツ」に乃木坂のメンバーが出ていて、ちょっと可愛いなと思ってまして…
でも、曲が「ぐるぐるカーテン」というタイトルで、ふざけた曲だろうと思ってたんですよ。

しかし、リスト係さんが「桜の花びらたち」のようだとか、少女歌劇団というのを読み、視聴してみましたが…
これはいい!!
メロディがとてもいい!!
また、乃木坂48の衣装が清楚!!
もうちょいでパンツ見えそうなミニスカは、あざとすぎて嫌なので、今後もミニスカはやめて、清楚路線でいって欲しいです。
まなみ |  2012.04.17(火) 08:55 |  URL |  【コメント編集】

まなみさん

こんにちは!
いつもコメントありがとうございます。
すごくうれしいです。

乃木坂46に興味を持っていただいたのはうれしいですね
ー。
AKBはいまいち…という方でも、ポップが好きで、メロディー重視で聴かれる方には乃木坂はぜひお勧めしたいと思っていたので。

可愛いでしょー。
そして清楚。
追い求めていたアイドルの理想形が、ついに現実に現れた!
という感じですね。
リスト係 |  2012.04.17(火) 18:00 |  URL |  【コメント編集】

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