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2011.08.30 (Tue)

夏の匂い/ランクヘッド

夏の匂い/ランクヘッド


ランクヘッドは愛媛県新居浜市の県立高校で1999年に結成されたバンド。
2004年にデビュー。
メンバーは全員1980年生まれ(松坂世代)です。
この曲は2006年にリリースされたシングル。
プロデュースはSCUDELIA ELECTROの吉澤瑛師。
PVに出演している初々しい美少女は当時17歳の多部未華子ですね。
ロケーションは鹿島鉄道で行われていますが、歌われている「二両電車」のモデルは伊予鉄道かな?

秋の気配漂う「夏の終わり」。
夕暮れに染まる「一日の終わり」。
そんな、切なさを誘う風景に、「青春の終わり」を重ね合わせた、美しい名曲。

胸を締め付けるように切ないメロディー。
ハイトーンでクリアな声の中にしっかりとソウルを込めた歌。
バンドサウンドを基調に、丁寧にストリングスを重ねているアレンジもすごくきれいです。
やっぱりいい曲は一音一音すべてがきれいに作られているし無駄な音がまったくないな、と思いますね。

曲全体が「季節感」「空気感」をすごく感じさせますよね。
風景、音、温度、匂い、までリアルに伝わってきます。

歌詞もすごく練られていて、自然に言葉が体に入ってきます。
東京から出発して故郷へ帰郷する青年、というリアルでわかりやすい設定。
そこに織り込むロマンティックで美しい追憶。
さりげなく挟み込むメッセージ。
やっぱり無駄な言葉がひとつもないんですね。
無駄な繰り返しもない。
完璧なバランスですね。

サビ後半で使われている韻もすごく美しいです。

まだもう少しだけ夜よ来ないで
あの日そう思った


お願いもう少しだけ
時よ僕らを大人にしないで


だからお願いもう少しだけ
早く急いで僕らの街まで


1番で描かれているのは美しい「思い出」。
ラストで描かれているのは目の前の「今」。
そこに挟み込んでいる2番のフレーズが、止めようのない「時の経過」の切なさを見事に表現していますね。
ただ語呂と音感だけを合わせただけではない、すごく文学的で美しい韻です。

思いっきり懐かしくて切ない気持ちにさせてくれた上で、
ただ懐かしむだけではないし、思い出ときっぱり決別するわけでもない。
大切なものは変わらずに持ち続けよう、と思わせてくれる曲ですね。


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2011.08.30 (Tue)

Close your eyes/ARCH

Close your eyes/ARCH


ARCHは1995年結成の3人組。
フィッシュマンズ、ミッシェル・ガン・エレファント、ザ・カスタネッツらを輩出した、明治学院大学音楽サークル”ソングライツ”出身です。
バンドは2004年に活動休止。
Vo,中村大は現在もさまざまな形で元気に活動中です。
この曲は1999年にリリースされたシングル。
プロデュースは上田ケンジ。

きらきらした夏の光線と水しぶきを結晶させたようなさわやかで切ないポップソング。
たくさん名曲を残したギター・ポップ・バンドでしたが、特に「夏」と「海」にまつわる曲の印象が強いです。
それも、つかの間の非日常を演出する「リゾートソング」ではなく、すごく自然な日常の風景として「夏」と「海」を描いている感じがします。
神奈川県逗子市出身の中村にとっては、海はそれくらい当たり前の原風景なのかもしれませんね。

「秋」「冬」へと移り変わる季節を意識させることで、熱病の中で見た夢のような夏のはかなさを見事に表現していますね。


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2011.08.28 (Sun)

呼ぶ声/ライスボウル

呼ぶ声/ライスボウル


ライスボウルは2000年結成のバンド。
福岡を中心に活動しています。
この曲は2010年にリリースしたアルバム「きらめき」に収録されていますが、古くから披露されていた曲で、このPVも2005年ころに製作されたものだそうです。
プロデュースは曽我部恵一。

すごくシンプルでかっこいい本来的な意味でのロック。
で、ありながらみずみずしくてキラキラした、たまらなく切ないポップス。
これですよ。
こういうのを待ってたんです。
なんでこんなに骨太の音でこんなに繊細な世界が作り出せるのか、すごく不思議です。
クリアなヴォーカルと絶妙なコーラスが利いていますね。

サニーデイ・サービスの後継者としては、私の中ではソレカラとライスボウルが双璧。
サニーデイの繊細な部分を色濃く受け継いでいるのがソレカラなら、より骨太で健康優良児なバンドがライスボウルですね。

夏に恋をする人がいる限り、何年でも色あせずに輝き続ける名曲だと思います。

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2011.08.25 (Thu)

花束/back number

花束/back number


back numberは2004年結成、群馬県出身のバンド。
この曲は彼らの1stシングル。

投票企画「We love J-pop!」では見事、6月度のグランプリに輝きました。
当企画でも、各方面からも、以前からストレートなラブソングで高評価を得ていたのですがが、私はこの曲を聴くまでは、少し地味かな…という印象をもっていました。
ラブソングとしてはちょっとかっこよすぎ、聴いてるほうが恥ずかしくなるくらいの「甘み」と、パッと心が晴れるような「華」が足りないような、そんな気がいていました。

それが今作は…完全にやられました。
かっこよさを完全に捨てて、ベタベタにポップで華やかで、甘ったるいミディアム・ナンバーを作ってくれました。
ぶらぶらと散歩をしているような、すごく落ち着いて聴けるビートとメロディーですね。

思い出すたびにやけてしまうような思い出を君と作るのさ


ここまでロマンティックな歌詞でも、すごく素直に聴けてしまいます。
カップルの何気ない「痴話」で組み立てた歌詞は、斉藤和義「やわらかな日」を思い出しました。
ただきれいな言葉を並べているより、ぐっとリアルで、キュン!となってしまいます。

穏やかな日々の素晴らしさを感じられる曲。
秋に向けて恋がしたい!と思わせてくれる曲です。

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2011.08.16 (Tue)

ネリネ/阿部祐也

ネリネ/阿部祐也


阿部祐也は1982年生まれ、山形県出身のシンガーソングライター。
2008年のサザーランド解散後、音楽を本格的に趣味にしようかとも考えたそうです。
しかし、「いや、やっぱ、ここでは終われない。」 と我に返り、シンガーソングライターとしての活動を開始しました。

そんな彼が2010年7月にリリースしたシングル。
サザーランド時代から変わらない綺麗なメロディーと涙声のような切ない声ですね。
歌い方はほんの少しだけ、優しさと暖かさが増したような気がします。

ネリネとは、彼岸花に似た花で、花言葉は「また会う日まで」「君を忘れない」。
このテーマは、どうしても「Silent movie」と重ね合わせてしまいます。

楽しいときほど「あいつもいればな」って言ってるよ
僕らの口癖さ
いつかまた会える きっとまた会える
この世界じゃなかったとしても


あの引き裂くような悲しみを乗り越えた先の前向きな希望をすごく感じる曲です。

癖のある声が背中押してくれる


私にとってはこの曲がまさにそんな曲になりました。
何があっても、こんな気持ちで乗り越えていけそう、そんな勇気をくれる曲です。

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2011.08.10 (Wed)

Silent movie/サザーランド

Silent movie/サザーランド


サザーランドは山形県出身、2001年に幼馴染み同士4人で結成したバンド。
2004年にメジャーデビュー。
2007年に活動休止。翌2008年に正式に解散しました。
Vo.阿部祐也は現在もソロとして元気に活動中です。
この曲は2004年にリリースされたデビューシングル。
井上和香が出演していたプロミスの企業CMとして当時大量にオンエアされていました。

メロディーが本当にすばらしい。
曲名もバンド名も知らないけど、このサビだけは覚えている!という人は多いのではないでしょうか。
それくらい耳に残るキャッチーで切ないメロディーですね。

阿部祐也の涙声のような独特な切ない歌も曲にすごくはまっています。

実はこの曲は、水の事故で亡くした友人への気持ちを歌っているとのこと。
引き裂くような悲しみを、美しいバラードに昇華していますね。
決して戻れない過去に戻りたいという気持ちを否定せず、何度でも何度でも後ろを振り返ることで、少しずつ前向きな気持ちを取り戻そうという気持ちが感じられます。
切ないけど暗いだけではない、かすかな未来への希望を感じる曲です。

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2011.08.10 (Wed)

Big father/スパイダースパイダー

Big father/スパイダースパイダー


スパイダースパイダーは、1999年結成、山口県岩国市出身のバンド。
中国地方や関西を中心にインディーズで活動しましたが、2010年、11年間の活動に幕を閉じて解散しました。
この曲は2009年にリリースされたシングル。

Vo.おぜきよしひろが亡き父に送った歌。
すごく味があって癖になる独特のヴォーカルですね。
熱い思いがじわじわと伝わってきます。
シンプルなアレンジで演奏にも気持ちがこもっていますね。

結構キザな言葉の使い方をしていますが、男の本音をすごく素直に歌ってくれている曲です。
父親に、「俺も大人になって、大人の大変さ、わかったよ」と、ただだまって聞いてほしいという気持ち、すごく共感しますね。

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2011.08.10 (Wed)

ありがとう/MONTA,BIG BEAR,卍LINE

ありがとう/MONTA,BIG BEAR,卍LINE


もんたよしのり、卍ライン、BIG BEARによるコラボレート作品。
2007年に他界したTerry The Aki-06というレゲエアーティストを追悼した曲。
2009年にリリースされました。

Terry The Aki-06というアーティストのことはほとんど知りませんが、3人の熱い気持ちが本当に伝わってくる曲ですね。
もんたの渋いブルージーな歌も、BIG BEARの切ない声もすばらしいですが、私はなんといっても卍の少年のように不器用で青臭いピュアな歌が大好きですね。

仲間を追悼した歌を、あえて匿名にしないところが、何よりも仲間を大事にするレゲエ文化らしいですよね。
いってみれば「私的」な歌。
本人たちにとっては決して代わりのいない故人に送った歌でしかないのですが、聴く人にとっては、それぞれの大事な人への感謝を思い出させてくる力を持っていると思います。
個別性・具体性は、なにより普遍性を生む。
それを最も感じた曲でもあります。

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2011.08.07 (Sun)

Squall/松本英子

Squall/松本英子


松本英子は1979年生まれ、秋田県出身のシンガー。
1999年にデビュー。
現在も元気に活動中です。
この曲は1999年にリリースされ、スマッシュヒットを記録した2ndシングル。
作詞・作曲・プロデュースは福山雅治。

冷たいアイスティーのような清涼感。
夕立のようにざわざわするときめき。
星空のようなさわやかなきらめき。
過ぎ行く日本の夏のはかない美しさを結晶させたような、J-POPの歴史に燦然と輝く素晴らしいサマーソングですね。

本当に透明感のある美しい声ですよね
福山のメロディーがまた美しい。
キーボードを軸にしたシンプルでアレンジも見事にはまっています。

そしてすごく情景の浮かぶ歌詞。

ちょっと大きなあなたのシャツ
通した袖をつまんでみた


ってとこは福山らしい健全なフェティシズムを感じてちょっとクスッとしてしまいますが、2番はまた一段と切ない。
海に行って全てを忘れて思いっきり遊んではしゃいで、その帰り道…

夕焼け染まる駅のホーム
手を振るあなた遠くなっていく


えー!
なぜ?
なぜそこで帰ってしまう?
この二人、このあとどうなるの?

…なんてことまで思ってしまう、すごくドラマティックでストーリーを感じるリアルな歌詞ですね。

いろいろな夏のときめきをいつまでもリアルによみがえらせてくれる曲、そしてまた恋がしたいと思わせてくれる、永遠の名曲です。

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2011.08.07 (Sun)

サマーレイン/SCUDELIA ELECTRO

サマーレイン/SCUDELIA ELECTRO


1999年にリリースされた6thシングル。

あえて電子音を使わず、シンプルなバンドサウンドがすごく夏らしくて爽快かつ切ない曲。
イントロの印象的なキーボードのフレーズはビートルズの「Good Day Sunshine」からの引用ですね。
後半使われている雨粒のようにキラキラした鉄琴の音もすごく効果的です。

なんといってもSCUDELIA ELECTROはこの流れるようなメロディーが本当に素晴らしい。
突き抜けるようなサビが本当に気持ちいいです。
そして石田小吉のこの渋い歌と、恥ずかしいくらいの青春ロマンティックな歌詞のアンバランスがまた魅力的です。

なんだかうずうずして恋がしたくなり、過ぎ去ろうとする夏に「待った」をかけたくなるようなサマーソングです。

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2011.08.07 (Sun)

健太郎のお姉ちゃん/ゆず

健太郎のお姉ちゃん/ゆず


2009年にリリースされた28thシングル「いちご」収録。
作詞・作曲は北川悠仁。

かわいくて切ない少年の恋。
キューンとなってしまいます。
短くて、シンプルな曲の中に、「天神前のバス停」「モンマルト」といった固有名詞をちりばめているのが、すごくリアリティを増していて、すごくこの少年に感情移入してしまいます。

日本を代表するビッグアーティストになり、壮大な応援歌から社会派のメッセージ、おふざけ曲までいろいろな曲をつくるようにになったゆず。
それでも、いまだにこういう半径3kmくらいの世界しか知らない「少年の心」を持ち続け、曲にしてくれているのがすごいな、と思うし、すごく共感しますね。
こういうシンプルで切ない曲こそが、ゆずの真髄だと思います。

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2011.08.03 (Wed)

あの夏の日々/THEイナズマ戦隊

あの夏の日々/THEイナズマ戦隊


日本一の広大なキャンパスを誇る北海道酪農学園大学。
そこで1997年に4人の学生で結成されたのがTHEイナズマ戦隊でした。
(ただし、3人のメンバーは大阪府堺市出身。)
2003年にメジャーデビュー。
現在に至るまでリリース、ライブともにほとんど絶え間なく精力的に活動しています。
この曲は2005年にリリースされたシングル。

「胸が熱くなる。」

よく使われる表現ですが、本当にこう感じるのは、イナ戦の曲を聴いたときですね。

MONGOL800や175Rを中心として、2000年代初期に巻き起こった「青春ロック」ブーム。
宇多田ヒカルらの洗練された音楽への反動なのか、口ずさみやすいシンプルな歌と、不器用で青臭い「本気」の応援歌やラブソングが、多くの人々に支持されました。
ブームの追い風を受ける形で多くの素晴らしいバンドがデビューしましたが、中でもずば抜けた「歌力」を持っていたのがイナ戦です。

Vo.上中丈弥の歌には「嘘」がないんですね。「照れ」もない。「本気」のメッセージだというのをすごく感じる。だからこれだけ青臭くても、聴いていて恥ずかしくないんですね。
しかし、それだけではない。
シンプルなんだけど、一切無駄な言葉がないすごく作りこまれた歌詞なんです。

まず、メロディーと歌詞のからませ方が抜群にうまいんですね。だから歌詞がメロディーと一緒にすごく耳に残ります。

そして情景描写も絶妙。

いつもの街変わりはなく 穏やかな風が吹く
君と見たこの景色 切なくオレンジに染まる


ドラマみたいな始まり方は まるで終わりを知らせたみたいで


君がくれたジョン・レノンのTシャツに袖を通す


このあたりのリアルでドラマティックな描写で、曲の世界に引き込まれ、キューンと切なくなる。
そうして一気にメッセージに持っていくんですね。

思い出の中立ち止まる日々ここまでにしよう そう思いました


君はいつかの夢を目指して 長い坂道を登りだして
走り出してく君の背中は 他の誰より輝いて見えた
俺は明日へと続く道を がんばってまた歩こうと決めた


雨降りで嵐もあるさ いつまでも止まるなよ


俺はいつかの夢を目指して 長い坂道を登りだして
「努力に勝る天才なし」と 君はどこかで叫んでいますか?


いきなりメッセージをぶつけられても、なかなか素直に聞けないものですが、切ない情景描写によって作り出された「心のスペース」に、メッセージを注ぎ込まれると、それがじんわりと心に広がっていきます。
作りこんだ音楽を作るために作りこんだわけではない、伝えるために作りこんだからこそ、ここまでシンプルで無駄のない歌が作れるんだと思います。

青春映画を見た後のように、心の錆を落とし、さわやかに吹っ切れることができる、名曲です。

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2011.08.03 (Wed)

あの場所へ/晴晴゛

あの場所へ/晴晴゛


晴晴゛は2001年に結成された長野県出身の4人組バンド。
2003年にデビュー。
2005年、1枚のアルバムも残すことなく、解散しました。
この曲は2004年にリリースされたシングル。
劇場版「ONE PIECE 呪われた聖剣」主題歌。
共作詞・作曲は松浦友也、編曲は明石昌夫です。

その名の通り、聴いていて気持ちがスカッと晴れていくポップバンド。
小難しいことをせず、純粋に楽しんで音楽をやっている感じが伝わってきますね。
特に女性ドラマー:田村はるなを含めたコーラスワークがすごく気持ちいいですね。

「解散が惜しい」と思ったバンドは本当にたくさんありましたが、2000年代中盤はそれが特に多かった気がします。
せめて既発表曲が末永く愛されることを祈りたいです。

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