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2015.01.14 (Wed)

【3ブログ合同企画】小松未歩の好きな曲対談レビュー

小松未歩について、「hawaiibem's music blog」のhawaiibemさん、「カゼマチメロディ」のなっくるさんと語ってみました。


リスト係 : 今日のテーマは小松未歩ですが、私は断トツで一番好きな女性アーティストです。 すでに8年ほどまったく活動していないんですね。オリジナル作品は2006年が最後のリリースとなっています。
hawaiibem : 今は何をしているんでしょうね。
なっくる : 小松未歩はそこまで聴き込んでいないのですが、謎の多いアーティストだなという印象です。もう音楽活動は引退されたんでしょうか。
リスト係 : そうですね、曲提供もなく、完全に引退状態、ブログやSNSでの消息もありません。
リスト係 : 高校大学時代に聴きまくりました。メロディーがすごくいいですよね。女性のファンも多いですよね。
hawaiibem : 初期の曲はリアルタイムで聴いていて、それ以降はベストが出た頃に改めて聴いて良いなあと思っていました。やっぱりコナンの印象が強いです。
なっくる : 小松未歩といえば、「謎」とかコナン主題歌が思い浮かびますね。テレビとかラジオとかに出たことってあるんですか?
リスト係 : まったくないんですね。インタビューやコメントも含めて。ビーイングのなかでもここまで徹底してた人はいないんじゃないかな。
なっくる : そうなんですね。ライブも?
リスト係 : ライブも一度もやっていません。ただ紙媒体には登場します。
なっくる : 倉木麻衣とかGARNET CROWとかも初期のころはテレビ全く出ないアーティストでしたけど、徹底してますね。
リスト係 : JDではBest入りはありませんが、「輝ける星」が下位ランクインしていました。
hawaiibem : デビューからいきなり注目度が高かった分、JDではあまり伸びなかった感じですか。
リスト係 : それはあるかもしれませんね。 「輝ける星」が惜しかったということは、シングルの選び方次第ではもう少しいけたかもしれません。ただJDはZARDやGARNET CROWですらランクイン数回ですからね。
なっくる : なんか意外な感じですね。

リスト係 : それではまずは私の一番好きな曲をきいていいただけますでしょうか!
「この街で君と暮らしたい」
リスト係 : 自身のデビュー前にFIELD OF VIEWに提供した曲のセルフカヴァーです。この切なくも穏やかな気持ちになれるメロディー、極上ですね。FIELD OF VIEWといえば坂井泉水作詞、織田哲郎作曲のパターンだったんですが、まったく遜色なかったですね。
なっくる : この曲、FIELD OF VIEWのイメージが強いですけど、小松未歩のセルフカバーバージョンもまた違った印象を受けますね。
リスト係 : 高校、大学のころはこういう誠実な男に憧れていましたw
hawaiibem : 厳かな雰囲気があるのも相まって、結婚式とかにも向いてそうです。
なっくる : 透明な女性ボーカルで、キラキラ感がありますね。
リスト係 : 特にAメロの穏やかな感じが好きですねー。「輝ける星」もそうですが、小松未歩の歌詞にはこういう「優しく見守る男」がよく出てくる気がします。

リスト係 : それでは続いて、hawaiibemさんのお勧めの曲をお願いします。
「願い事ひとつだけ」
リスト係 : この曲もAメロがいいんだよなー
hawaiibem : この曲は当時ピアノで練習していたことがあります。
リスト係 : へー!
なっくる : hawaiibemさん、ピアノ弾けるんですね!
リスト係 : うらやましいですね、弾いてみたい。
hawaiibem : 子どもの時の習い事だったのですが、今は全くやっていません。J-POPの曲を弾いたのもこれが最初だったかも。
なっくる : 確かにメロディが良いのでピアノ合いそうですね。でもこの曲ちょっと難しそう。
hawaiibem : 左手の伴奏部分が結構印象深くて、原曲でもその部分を注目しがちです。
リスト係 : なんでこんないせつない気持ちにさせるんでしょう。 「次の旅立ちまでは地球と回りたい」すごく悲しい失恋ソングなんだけど、このへんが「らしい」なーと感じますね。
なっくる : 失恋ソングでも、それをあまり感じさせないような明るいボーカル、というのも小松未歩の魅力かなと思います。
リスト係 : そうですね、歌がすごく淡々としていて、過度な感情表現がないのも特徴ですね。 ツンデレっぽい感じがするのはそのせいかも?
hawaiibem : 改めて見ると歌詞もシンプルな部類ですね。


リスト係 : それではなっくるさんのお勧め曲をお願いします!
「私さがし」
リスト係 : こういうしっとりした曲が本領ですよねー。
なっくる : 歌詞が切ないんですよね。でも聴き終わったころにはどこか希望を持てるような明るさも持っている曲。サビのメロディがすごく好きです。
hawaiibem : サビは朗らかでまったりと癒されますね。
リスト係 : 耳にふんわりと広がっていくような歌声は、多重録音を使っているんですよね。
なっくる : このふんわりしたサウンド、やさしく包まれていくような感じがします。小松未歩の曲は、別れとか失恋とかをテーマに歌った曲多いですね。
リスト係 : 終始「あなた」にむかってるこの歌詞でタイトルが「私さがし」 。この辺もらしさですね。旅人的な。

リスト係 : 続いて私から、もうひとつ失恋ソングを。
「One Side Love」
リスト係 : 1stアルバムでメロディセンスのすごさは思い知っていたのに、この曲はメロディーの完璧さに衝撃を受けました。ゆっくり立ち上がっていくようなBメロが大好きです。
hawaiibem : ラストサビに向かう間奏も良いですね。
リスト係 : 「動けない 好きじゃない こんな自分が」というのは、いまだに毎日のように感じます。
なっくる : この曲も、失恋ソングなのに、未来に向かって開けていくような明るさがありますね。
リスト係 : この曲もピアノ伴奏がドラマティックで印象的ですよね。
hawaiibem : 粘着的な部分が一切なく、ひたすら清々しかったです。
リスト係 : そうですね、悲しみを受け入れるすがすがしさと、その先に向かう前向きさ、これが彼女の失恋ソングに共通している気がします。

リスト係 : hawaiibemさん、もう曲お願いします!
「Love gone」
hawaiibem : 季節的にもちょうどいい曲ですね。
リスト係 : ドラマティックな情景が浮かぶ歌謡曲。
なっくる : メロディがドラマチックですね。
リスト係 : 雪→公園→ショーウィンドウ、短編映画のようですね。
なっくる : 冬の公園のどこか物悲しい風景がパッと浮かびますね。
hawaiibem : メロディーが好き過ぎてそれ以上の言葉が出ない…冬ソングだからか、小室哲哉あたりの音楽にも通じるものを感じます。
なっくる : 華原朋美の「I BELIEVE」に近い感じ。
リスト係 : マッキーの「THE END OF THE WORLD」のような、あんまりおおっぴらにできない恋愛っぽい雰囲気を感じます。

リスト係 : それではなっくるさんもう曲お願いします!
「チャンス」
なっくる : 失恋の曲が多い中で、この曲はとびっきりポジティブ。
リスト係 : 応援歌にも力みがないですよね。
なっくる : 「チャンス 照れずに ツッ走って 幸運を味方につけよう」っていう歌詞が好きです。あと、「コンプレックスも武器になる」っていう歌詞も良いなと。
リスト係 : 「ときめき忘れないで」かー忘れてるなーw
hawaiibem : スケールの振り幅が大きくて面白い詞だなと思いました。「20世紀の結末」とか。
リスト係 : 急に地球や宇宙や星が出てくるんですよね。悩みや悲しみが一気に相対化される。
なっくる : そうですね。こんな広い世界の中で、自分の悩みなんてすごく小さいものなんだ、みたいな。
リスト係 : 「めざましテレビ」のテーマソングとして書き下ろしていて、「朝」の情景に加えて番組の売りである「占い」と「天気予報」を注文通りに盛り込みつつそれを生かして普遍的な応援歌になっていると思います。
なっくる : あっ、そういう要素を入れ込んでいるんですね。

リスト係 : お二人ともさすが鋭いですね。今日はいろいろな発見がありました。
なっくる : こちらこそ、新たな聴き方ができたような気がします。
hawaiibem : 私も同じく。漠然と良い曲多いなーと思っていた理由が垣間見えたように思います。
リスト係 : あらためてメロディーのよさを再認識しました。
なっくる : 活動再開してくれると嬉しいですね。
リスト係 : 本当に天才だと思いますし、ビーイングが掘り出し、売り出してくれたことがよかったんだろうなと思います。
hawaiibem : 裏方でも力は十分に発揮できそうですよね。


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2013.07.11 (Thu)

One Side Love/小松未歩

One Side Love/小松未歩


6th Sg「氷の上に立つように」収録。
編曲は古井弘人。

極上のメロディーと生音中心のシンプルなアレンジ、そしてやや鼻にかかったチャーミングな声と過度に感情を込めない淡々とした歌唱。
ガラス細工のように無駄をそぎ落とした、バランスよくすっきりとした美しさに陶酔しそうになります。
体力的に疲れているときも、精神的に落ち込んでいるときも、水のようにゆっくりと癒してくれます。

動けない 好きじゃない
こんな自分が


引き裂くようなつらい失恋。
生きる力さえ奪うような悲しみ。
それでも季節が巡り、時が傷を癒し、すこしずつ前を向いて歩き出す。
そんな悲しくて美しくて優しいロスト・ラブ・ソングです。

さて、この曲について、小松自身がこんなコメントを残していたのを知りました。

海にポカリ浮かぶ島。そんな穏やかな風景も、いつしか橋が架かったり、明かりが増えたり・・・ずっと変わらないでいられるものはないのかなあーと思ったんです。


これにはびっくりするとともに、今までまったく気がつかなかった曲に込められた意図に気づかされて、鳥肌が立ってしまいました。

すべてが変わってゆく
ものうげな島影も開拓ひらけてく


陸から隔絶して海に浮かぶ「ものうげな島影」とは失恋後の孤独な心のメタファーなんですね。
それが時がたち、「開拓ひらけてく」。
人工的に開発されていくということですが、心の変化を表しているのでしょう。
コメントにある「橋が架かる」とは人との関わりや出会い、「明かりが増える」とは暗い心に差す新たな希望の光なのかもしれません。
常識的に考えれば、孤独で暗い心が次第に立ち直って人とかかわったり楽しいことをみつけたりするという「変化」は、「いいこと」ですよね。
それをコメントでは「ずっと変わらないでいられるものはないのかなあーと思ったんです」と言っている!
もちろん、「失恋の痛手からいつまでも立ち直らなくていい」と言っている訳ではないでしょう。
ただ、失恋後の絶望的な悲しみは、懸命に恋愛をしたからこそ生まれたものであり、小松はそこに、海に浮かぶ「ものうげな島影」のような穏やかな美しさを感じたのではないでしょうか。
失恋から前向きに立ち直っていく「変化」は必要なことだけれども、愛していた気持ちを失い、忘れていくこと。
そのさびしさ、切なさを、「島影」が「開拓ひらけて」いくさびしさと重ね合わせたのかも知れません。
常識にとらわれないすごく自由で独創的なものの見方に、あらためて感銘を受けてしまいました。

アーティストが曲に込めた意図は、すべて曲の中で感じ取れるはずなので、インタビューやセルフライナーノーツなどのコンテクストを参照する必要はない、というのが私の考えだったのですが、今回のコメントを知ってこの曲の味わいがさらに深まったので、少し考えが変わりそうです。


※この曲↑を気にいった!という方には、こちら↓もお勧めです。
あなたに向かって/松崎ナオ
Squall/松本英子


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2012.12.22 (Sat)

この街で君と暮らしたい/小松未歩

この街で君と暮らしたい/小松未歩


1997年にリリースされた1st Al.「謎」収録。
もともとは小松がデビュー前にFIELD OF VIEWに提供し、同年にシングルとしてリリースされていた曲のセルフカヴァー。
原曲の編曲者は葉山たけしですが、セルフカヴァーでは明石昌夫になっています。

晴れ渡る空のように爽快で、ほっと安心できるような落ち着きの中に、ちょっぴり切なさを含んでいる、本当に素晴らしいメロディーですね。
透明感のある小松の声を、カラっとしたシンプルなアレンジが包み込んでいて気持ちいいです。

過度な抑揚をつけず、淡々と言葉に声を込めていく歌唱法によって、言葉がスルスルと体の中に入ってきます。
柔らかな耳触りは多重録音の効果でしょうか。
少し鼻にかかった「が行」と「な行」がチャーミングですね。

自分の夢に向かってがむしゃらにもがいている女性を一途に見守る優しく誠実な男性。
「輝ける星」では、視点が女性側に変わっていますが、描かれている男性像は似ているような気がします。
ひょっとしたら、小松の理想の男性像なのでしょうか。
それを、FIELD OF VIEWのデビュー以来の「好青年」というイメージに重ねたのかもしれませんね。
高校、大学くらいの頃、よくこの曲を聴いて、「こういう男になりたいなー」と思っていました。

何気ない日常の美しさを思い出させてくれ、愛されるより、愛することができる人がいるって幸せだよなー、と思わせてくれる曲です。

さて、小松未歩のファンサイト「A profile」のmocoさんが、Twitterで1st Al.「謎」収録曲の投票企画をやられていたので、私も参加しました。
私はもちろんこの曲に投票したのですが、なんと!幾多の名曲を抑えてこの曲が12票を集めて1位に輝きました。
このアルバムは本当にいい曲が多い中、この結果は驚きでした。
やっぱり、自分が「いい!」と思ったものを、他の人も「いい!」と思っていたというのは、本当にうれしいですね。

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※この曲↑を気にいった!という方には、こちら↓もお勧めです。
HAPPY BIRTHDAY FOR YOU/秋吉契里
あたりまえのこと/CLOVER


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2011.02.14 (Mon)

Dream'in Love/小松未歩

Dream'in Love/小松未歩


小松未歩は、兵庫県神戸市出身のシンガーソングライター。
1997年にデビュー。
2006年まで、リリースを中心に活動していました。
この曲は1997年にリリースされた1st Al.「謎」の冒頭に収録されています。

まああれですね。
なんというか小松未歩は…
です。
ダントツに一番好きな女性アーティストですね。

まずなんといっても素晴らしいのがメロディー。
私すごいと思うメロディーメイカーはほとんどが男性で、女性は、個性的で面白いメロディーを書くなと思う人はいっぱいいるんですけど、ここまで美しくて普遍的なメロディーラインを、ここまで大量に作っていると思う女性アーティストは、小松未歩の他にはユーミンくらいですね。

そして、ちょっと鼻にかかった声で淡々と歌う歌。
歌唱力がすごくて、感情を強くこめて歌う女性アーティストの歌は、一発目はすごく引き込まれるんですけど、何回も聴くと疲れてきてしまうんですね。
何回も擦り切れるくらい聴いてメロディーと歌詞を味わうには、これくらいのあっさりした歌のほうがいいです。

そして歌詞。
小松未歩って、ライブも、テレビ・ラジオ出演もしなかったので、動いてる姿も話し方とかも全然わからないんですが、なんかもう毎日話している友達のような感じがするんです。
それぐらい歌詞が身近なんですよね。
力が抜けていて、ユーモラス。
メッセージを押し付けてくる感じがしなくて、歌を聴いていると、まるで自分の話を聴いてもらっているかのような気持ちになるんです。
たとえばですよ。

さえない朝はきっとシュールなフランスシネマね
演じきればちゃんと幕は下りるはず


なんてことはないですけど、すっごく実用性のある歌詞だと思いません?

現在は充電期間に入っている小松未歩ですが、まだまだたくさんの人に聴いてほしいと思うアーティストです。
たとえば、たむらぱんが好きな人なんかにはぜひ聴いてほしいですね。

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